深大寺 水神苑 和婚

 

2012年5月13日、調布市は深大寺 日本料理 水神苑さまでのご結婚披露宴にお花を飾ってきました。

この水神苑さんは、和風庭園を眺めながら本格的な割烹・会席料理が味わえるとても素敵な料亭です。

今回ご依頼くださったお客様は、40名ほどのご親族のみでのご披露宴でしたが、会場内装飾からエントランス装飾、ウェディングブーケなどたくさんのお花のご注文をくださいました。

まず、本題に入る前に今回の舞台となる深大寺を紹介します。

 

まさにドラマティックな場所です。
私はこの深大寺を訪れたのは今回が初めてのことでしたが、本当にすばらしい場所でした。

国道20号甲州街道から車で行くと、三鷹通りに入り深大寺小学校の信号を左に曲がります。

その途端です!

景色が別世界になります。

緩やかな下り坂とともに目に飛び込んできたのは緑の世界。
ちょうど新緑の季節ということもあるのでしょうが、右も左も上も前も、とにかく景色全体が緑に覆われ、瑞々しい世界が広がってきます。まるで、江戸時代にタイムスリップしたかと錯覚してしまうような佇まいなんです。

深大寺といえば深大寺そばで有名なのはなんとなく知ってはいましたが、なるほどなるほど。
この環境ならミネラルを贅沢に含んだ美味しいおそばが作られるのも至極当然のように感じられます。
そう思えるほど、この土地の水資源が豊かであることを実感します。
マイナスイオン出まくりです。
私はこの時点で、すっかり、この土地深大寺に魅了されてしまいました。

さて、本題に入りましょう。

当日の進行ですが、挙式は、深大寺本殿での仏前式でとりおこなわれます。
ここで、早くもこの日最大のハイライトとでもいうべき花嫁道中が行われます。

お支度場所の水神苑の離れから、仏前式の行われる深大寺本殿までの長い参道。
ここを文金高島田に結い上げられた白無垢姿の花嫁様が、ご新郎ご両親ご親族とともに練り歩きをされるのです。

この日は快晴の日曜日。

午後の昼下がりということも相まって、それはもうたくさんの観光客から祝福を受けたようです。

…ようです。

としかお伝えできないのは、私はそのとき設営の真っ只中で、その様子を見ることができなかったからなのです。残念。。。

さて、今回のお花。 テーマは『和婚』です。

おふたりのお人柄に合わせた優しいやわらかいパステル系の彩りでご用意しました。

 

 

エントランスフラワーに飾った大きな木はライラック。
和名では、『紫丁香花(むらさきはしどい)』と書きます。とても雰囲気のある名前ですね。モクセイ科ということもありとてもいい香りがします。
花言葉は、『愛の芽生え』 『初恋』 『思い出』。
フランスではリラ の呼び名で親しまれている、この季節を象徴するにふさわしい花木です。

 

 

そしてもう一種類ご紹介させていただくと、会場装花とそのほかブーケに一輪添えたベルテッセン(別名クレマチス)という名のお花。
この品種名を『プリンセス・ダイアナ』といいます。
新婦に相応しい『プリンセス・ダイアナ』という名のお花を密やかな仕掛けにしたつもりでしたが、ご列席のお花に詳しい方がしっかりこの花の名前に気づいてくださっていたようです。

 

 

つつがなく披露宴も終わり、撤収をしている際に、着替えを終えたおふたりが揃って私のところへご挨拶に来てくださいました。

とても幸せそうでした。
お花もみなさんに喜んでいただけたようで、すべてひとりひとりお持ち帰りくださったようです。
いいご披露宴だったことが、おふたりを通してしっかり伝わってきました。

この度は、本当におめでとうございました。
そして、私にお花の依頼をくださったことに心よりお礼申し上げます。
どうぞ、末永くお幸せに。
おふたりのご家庭の繁栄を心より祈念いたしております。

 

そうそう、深大寺にはもうひとつ有名な『神代植物公園』があります。
天然温泉もあるようですし、ドライブを兼ねてのデートスポットにも大変お奨めです。
私も、ぜひ機会を見つけてまた訪れたいと思います。

 

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