ウェディング装花・装飾
過去に手がけた挙式、披露宴、パーティーの装花・装飾例のご紹介

フラワーアーティスト和田浩一_ウェディング装花作品06_マリーアントワネット

2011.11.13 ライブ・レストラン 丸の内

最初のお打合せのときから、たくさん資料を抱えてやって来てくださいました。
テーマは明確でした。『マリー・アントワネットの世界』。

ご新婦さまのみならず、ご新郎さまもたいへんな熱の入れようでした。

特に参考にされていたのが映画です。劇中登場する、ヴェルサイユ宮殿の煌びやかな室内装飾、王妃マリー・アントワネットが着飾るドレスや靴、マカロンタワーやケーキ、ルリジューズといったお菓子、そして、オールドローズをふんだんに使ったフラワーデコレーション。贅の限りを尽くした、明るいパステルカラーが全面に広がる映画のワンシーンを、ひとコマひとコマ切り抜いて丁寧にまとめてきてくださいました。

この打合せは、私自身もとても楽しく取り組ませていただきました。たまたま映画もロードショーで観賞済みだったので意思の疎通もバッチリです。季節柄、バラも一番良い状態の時を迎えていたので、たくさんの品種の中から選ぶことができました。

王妃マリーアントワネットの母の名前でもあるマリア・テレジア、オールドローズの代表格イヴ・ピンク、シャーベットオレンジがかわいいアプリコットファンデーション、花も名前も個性的なストロベリーモンローウォーク…

花器は、マカロンのような質感をもったピンク色の陶器製。レースフリル付です。お花以外の素材では、羽根をアクセントに用いました。

もうひとつ特筆すべきは、会場となったレストラン。ここは東京の一等地丸の内にあるライブ・レストランです。ステージには何千万円もするグランドピアノが置かれていました。こんなところにも、挙式をあげるお二人のこだわりが垣間見れます。

実は今年の春、ご新郎側の妹さまの結婚式でおふたりに再会する機会がありました。ご挨拶にいったところ、私のことをしっかりと覚えていてくださいました。当時を振り返りしばらく話に花が咲きました。嬉しい限りです。こういったワンシーンも、私にとっては丁寧に切り抜いておきたいひとコマです。

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